紀伊半島ツアー2006の報告書です。 今回は、12月27日の報告です! |
□12月27日; <報告書> ここでは、旅の始まる前に利用した、ただいま噂の(?)ムーンライトながらについて語ろうと思う。 ―――ムーンライトながら。 かつてはそこらへんを走っている普通電車と同じ車両で運行されていた全車自由席の夢の電車だったのにもかかわらず、 今となっては、なぜか!全車指定席になってしまい、車両も旧特急列車のお古になってしまった、ながら。 チャリダーにとっては、 東京を夜間にでて、次の日の朝、名古屋や京都へつけるのは非常に魅力的ではあるのだが、 それにしても ―――「全車指定席」。 その指定席券は当然のように人気の長期休暇の時期にはずっと前から売り切れ状態である。 が! そんな切符を取れなかった方々にも救済措置がとられている! ムーンライトながらは、くだりは小田原以降が自由席になるのだった! (ちなみにのぼりも、どこからか自由席になるらしい) ということは、そこまで普通電車で行き、 そこから、ながら、へ乗り込めば、たとえ席が埋まっていても何のためらいもなく乗り込むことが出来るのだ! しかし、実際、このもともと指定席で埋まっている電車に 空いていない席を狙って、しかも輪行自転車をもって乗り込むチャリダーとしては不安もあろう。 ・・・・・・。 この冬、紀伊半島に向かうにあたり、ぼくも同様の不安を抱いて出発した・・・。 ―――で、 実際どうだったかというと、 実は、結構快適であったのである。 |
まず、
小田原駅までJRの普通電車で行った。 これは、ながらに接続する直前の電車で行くよりは、少し前の電車で行ったほうがいいだろう。 また、小田原までは、小田急も利用できる。 小田原駅は、やはり“自由席”という名目を狙う方々によって既に少し込んでいた。 乗り込む際には、もっと混んだ。 冬場でこうなのだから、夏場はさらなる修羅場になるに違いない。 しかし ながらの入り口には、自転車を置ける特急列車特有の車両間のスペースがあり、 多くの客が、ありえるはずもない席の確保に向かう最中、 チャリダーとしては、速攻でその場所を確保、自転車を設置する。 おそらく、小田原からならほぼ確実にここは確保できる。 そして、その後車両に入っても、車両自体には問題なく入れる。 ただし、勿論。座れない。 そこで、 多くの客と同様に通路にぎゅうぎゅう座って、眠ることになる。 普通では考えられないくらい苦痛であろうが、 野宿になれたチャリダーとしては、なんら気にすることもなかろう。 というわけで、ムーンライトながら、自転車の移動、自分の移動、含めて大いにお勧めである。 ただ、 唯一ぼくにとって苦痛だったが、 通路に座り鋳込む僕の目の前にあった、指定席に座るお客様の足の臭いが相当臭かったことだ・・・・・・。 |
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