紀伊半島ツアー2006の報告書です。
    今回は、12月28日の報告です!




□12月28日;

<走行記録>
天気;晴、時々雪
距離;120.06km
最高時速;47.0km/h.
平均時速;20.6km/h.
ルート ; JR関西本線かわらだ駅〜県道103〜県道8〜国道23〜津〜国道23〜県道60〜伊勢神宮内宮〜県道32〜伊勢神宮外宮〜県道38〜県道46〜国道42 〜道の駅奥伊勢おおだい国道42〜〜奥伊勢木つつ木館
宿泊  ;道の駅奥伊勢木つつ木館;トイレがきれい。すぐ脇に滝原宮。(野宿の許可はいただいた)
入浴  ;なし

<道路情報>

・ 国道23の南勢バイパスは走りやすい。
・ 県道38、川のすぐ脇を通る道。ガードレール無く強風時は危険。
・ 県道38、県道46、国道に合流するまで食料補給地点無し。

<報告書>

正直、今回旅ほど、やる気のない旅はなかったと思う。

ずっと、10月半ばから週休0日が続いていて、
朝から夜まで、バイト、教習に終われ、さらにレポにも追われていて、
いい加減に、とっとと実家に帰って、ダラダラしたかったのである。

が!
結局、旅に出てしまった・・・

その後悔の念は次々膨らんで入って
何時帰ろうか、何時帰ろうか、とそればかり考えて走ってしまった気がする。

三重は、どんより曇っていて、
天気予報では降水確率0パーセントって言っていたのに
雪まで降ってきた。

いい加減に疲れ果てていたのだ。



しかし、
津の町を過ぎた辺りからだろうか。

降っていた雪は止み
辺りは一面に晴れ渡りだした。

そして、
風の向きが大きく変わり、
強烈な追い風に変わったのだった。

この辺りから、
さっきまで「何時帰ろう・・・」と考えていたことも忘れて
ご機嫌なおーしまさんは、勢いに任せて伊勢へと走っていってしまった。

 


□伊勢外宮


伊勢は外宮と内宮から成っている。

外宮も内宮も共に宮、というよりは巨大な森、のイメージが強烈だった。
いや、これが本来の宮のあり方なのか。

深い森の中は、幸いに降り注いできた太陽の光で、
きらきらきらと、眩しかった。
辺りは、深緑と白の斑点の世界。

多くの参拝客に混じって
神社の巫女さんや神主さんが見え、深い感慨を覚えた。

内宮も外宮も
式年遷宮を控えており、その場所広々と用意されている様を見た折には、
この神社の経てきた悠久の歴史と、独特の伝統に思いを馳せずにはいられなかった。

このほか、伊勢には沢山の神社があり、ちくちく自転車で回ってみるのも実に楽しいものであった。



□伊勢内宮


さて、
お伊勢参りのあとは、県道をはしって西へ向かった。
しかし、
風がここから一気に強まり、県道では何度も車体を倒されそうになって、大変だった。

結局、奥伊勢の大台の道の駅についたところで力尽きたが、
ここの駅員さんに話を聞いたところ、この先にも道の駅があって、そちらのほうが閉まるのが早いようであった。

道の駅で寝ることは、
正直あまり感心されないが、営業時間が過ぎて、誰の迷惑にもならない状態でならよいであろう、
という個人的見解があったので、今日はそこまでいって野宿☆
一応、駅員さんに話をつけると、快諾してくれた。
今までの経験上、自転車で旅していて駅寝を断られたことはない。

このわきにも伊勢神宮の別宮があるときいたので早速行ってみる。
そここそが、滝原宮であった。

ここも、
深い森の中(とはいってもこの辺りはどこも森の中なのだが)にあり、
そのさきに、簡素な木作りの社殿が並んでいた。
こちらのほうが、趣があって、
この日を締めくくるにはふさわしいように思えた。

夜は、夜は・・・・・・
あまりに寒くて猛省を強いられた。

温度計はマイナス3度だった。やはり、冬の野宿は寒い。



□滝原宮


  


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