□3月14日;「彼、不慮の事故により」

<走行記録>
天気;曇り向かい風
距離とアップ;82.37km
最高時速;44.5km/h.
平均時速;17.5km/h.
ルート ;別府〜大分〜清川〜原尻〜竹田
宿泊  ;竹田の民宿(名前忘れたけど、お世話になりました!陶芸家のご主人。部屋のコップもすべて手作り)
入浴  ;同上

<道路情報>

・国道10号;別府〜大分、神がかってすばらしい道路一部あり。
・国道502;アップ緩い。ただし、岡城まで激坂!



報告書;

ガッ……!!

鈍い音が響き、目の前が真っ暗になった。
ふらっと力が抜けていくが、踏ん張って倒れる前に、膝をついた。
頭が猛烈に痛く、その場所を手で押さえる。
痛い、そして暖かい。…?
そのぬめぬめした感触は、どんどんと広がっていく。
手を頭から離して、見てみると、
……血がべっとりとついていた。

この日は、朝から眠かった。
目を半分こすりながら食堂で朝ごはんを食べる。
気合入れなおして出発!
大分までは、途中からすばらしい道。
歩道、自転車道ともに1メートルある。
理想的な道だ。
全国的にこうしてほしい。

大分の府内城観光。
ここで発見!
桜が、咲いている。
春?春でいいのか??
そうなのか、ぼくにも春が来(以下略)

そして、山の中へ。
おなかが痛くなって、途中スーパーによってトイレ。
スーパーが開く10時までが修羅場だった。
さっきのコカコーラC2を一気飲みしたのが悪かったかな〜?
そういや、最近コーラC2、姿消したな〜。

こうして、
国道57、国道326へ(326は道間違えた)
国道502に合流すれば、もう竹田は見えている。
今日は、休憩日なのだ。

こうして原尻の滝まで来る。
この滝は、すごい。
なにがって大きい。
そして、滝つぼまでいける。
いや、滝つぼまでいける滝は多いが、
ここは、滝の落ちる際までいける。
ここから下を見下ろすことも可能だ、が、怖いのでひよった(汗)
ここら辺で、今回の旅初チャリダー!
挨拶を交わす。 う〜ん、やっぱチャリダーはこれでしょ?

□原尻の滝


岡城。
荒城の月のモデルとなったこの場所は、
過酷な坂の上にある。
国道から見上げることができるが、まあ、見た瞬間に萎えるというか、すごい絶壁に建っているので、ひよってしまう。
岡城はよかった。
広い、きれい、発掘もやっていたし。
そして、晴れていた。
向こうには、阿蘇が見える。
あそこに明日はアタックだ。
日が暖かい。うとうとしてしまう。
こうして荒城はぼくを温かく迎えてくれた。

竹田では
すぐに宿に行き、そして、夕食の買出し、洗濯などに行った。
その、コインランドリーに向かったときのことだった。

目の前の車、
避けようと歩道の際に避ける。
スッ……。
ふっ、我ながら見事。
が!
その先には、軒下から突き出た金属の看板が!
そして、
―――その鈍い音は響いた。

だらだら頭から血を流す僕に、車に乗っていたお兄さんが気づいて、
すぐにティッシュをくれ、とりあえず圧迫して止血を試みた。
しかし、なかなか血は止まらない。
お兄さんが心配して、
「ほかに何かできることある??」
って聞くので、
ぼくは、とりあえず、
―――「一枚お願いします…」
と、デジカメを差し出した。

呆れ返って一枚とってもらった。
血を拭いたすぐ後にとったのであまり迫力のない写真になってしまった。
あーん、もうちょっと待って血みどろのとこをとってもらうんだった〜←バカ。

その後は、もう感謝感謝!
宿の人に緊急手当てをしてもらって、
そのまま病院に車で搬送してもらった。
病院では
「縫おう」、
とかいわれたので、
怖いから泣きついて、なんとか縫うのを免れた。

なんかこの日はお世話になりっぱなしだった。
この後も、ランドリーなどで色々トラブルを起こして、そのたびに助けられた。
竹田の印象はこれにて最高になった。
ありがとうを言い切れない、そんな日だった。

□岡城


 
  


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