山陰ツアー2006の報告書です。
    今回は、9月18日の報告です!




□9月18日;

<走行記録>
天気;雨
距離;58km
最高時速;35.5km/h.
平均時速;13.3km/h.
ルート ;松江〜国道431〜出雲大社〜県道162〜国道431〜国道9〜多伎
宿泊  ;多伎シーサイド運動公園;多伎町役場の隣、川を挟んで大きな芝生エリアと、水と、トイレと、そして東屋がある。目の前は海。トイレ非常に綺麗。
入浴  ;なし

<道路情報>

・ 国道431の宍道湖湖畔はガードレールがなくて湖に落ちそうな部分がある。
・ 大社ご縁広場は、県道162沿い。旧大社駅など観光スポットも近い。
・ キララ多伎のみはらしの丘公園キャンプ場は、オートキャンプ場でバカ高い。貧乏チャリダーには利用不可。(ただし、集団で泊まるなら元はとれる)

<報告書>

この日は、台風に尽きる。

朝から暴風雨が吹いていた。
なんでも暴風域に入っているらしい。
昨日の夜から島根に台風13号は直撃。
大きな被害を出して、このまま北へ抜けるらしい。
そして、外は怖いくらいに大荒れの天気だった。

躊躇なく、ぼくはユースを出た。
これほど大型の台風はめずらしい。
ぜひ!堪能せねば!!という発想。
ユースのみんなが、カントリーロードを歌って送ってくれた。
すごく嬉しかった…。

っが!
台風は、やはり強かった。
今まで、なんどか台風の中を走ったことはある。
一番大きかったのは、ここ10年で関東最大といわれた、2005年の台風20号。
しかし、
今回の13号は20号なんて可愛いと思えるくらいに凶悪だった。

宍道湖はおおしけ。
数メートルはあろうかという波が、道路にザッパーン、ザッパーンと何度もかかる。
勿論、大雨、と暴風。
視界はほぼ0.というか、痛くて、目が開けられない。
自転車で走るなんてとても出来ないので押して歩いた。
真っ暗な中、人っ子一人いない宍道湖の脇を、頭の上から波をかけられながら、歩く…。
歩くといっても、数メートル行っては休憩。という超スローペース。
あまりに風が強いのだ。
遂に、力尽きて前に倒れてしまった…。
が!
倒れない。
驚いて、見ると、風で体が足先を支点に宙に浮いていた。
風がまるでくっしょんのような鈍いやわらかさをもって、ぼくを押したり、引いたりする。
驚いて、そのまま立ち上がって、座り込んだ。
こんな風があるなんて…オーストラリアの砂漠に勝るとも劣らない。
(ちなみに、この技は相当の風でないと実現しない。また、風が途中で弱まるとそのまま倒れてしまうので注意
;調子にのって、何度かやって失敗したのでww)

 


□出雲大社


なんとか、出雲大社まで来た。
そして、ピンポイントで雨が上がった!
ここを出たら、即、雨が降り出した。
やはり聖地の力は大きい。

ここまでで完全に力尽きた。35kmに7時間もかかっている。萎え〜
しかも、平田でパンクするし。
そう、雨恒例の、雨パンク。相手が台風だから、最悪(笑)

出雲大社は、結構いい感じ。
なにがって、願掛けに来る人が。
ぼくの観察では3タイプに分けられると思う。
1;カップル;特徴=二人でいちゃついている、結構普通の顔同士が多い。
2;ツアー客:特徴;集団で聖地を練り歩く。高齢者が多い。
3;喪男、喪女;特徴;いかにも恋愛に縁がなかった人々。髪型や、服装には無駄に気合が入っているのに、あまりさえない顔と、適度な年齢を感じさせる雰囲気が特徴。願掛けをものすごく真剣に行う。

ちなみに、ぼくは、3、に含まれる。

さて、そのまま力尽きて、多伎にて野宿。
雨の中、テントを張って、そのまま倒れこむ。
あああ、風が強くて、ポールが折れそう。
結局、この日が今回のツアーで一番疲れた日になった。
同時に、一番走らなかった日でもあった。
いや、頑張ったんだけれど…やっぱ、台風は、だめだわ(笑)


□多伎の公園にて


  


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