万博ツアーの報告書です。 今回は、後編、9月23日の報告です! |
□9月23日;「中山道〜ゆるゆる編〜」 <走行記録> 天気;晴れ一時雨 距離とアップ;157.75km、950up 最高時速;50.0km/h. 平均時速;21.2km/h. ルート ;木曾旅情庵〜奈良井〜諏訪〜富士見〜甲府〜石和温泉 宿泊 ;石和温泉ユース 入浴 ;同上 <道路情報> ・国道19;鳥居峠はトンネルのがあるのでまだ楽、塩尻峠はけっこう本格的な峠。999mとマップルには書いてあるが、実際の道路標示ではもっと高かった。 ・国道20;甲府まで峠は2つ。 <報告書> 朝、お世話になったペアレントさんにお礼を言って出発。 実は、ここのランドリーは乾きが悪く、濡れたままの服を着て出発という冴えない展開に! それにしても、寒い。 コンビニとか、もう暖房ガンガンにかけてるし…。 さて、 木曽福島から鳥居峠を越えて、奈良井の宿へ。 マップル曰く、「国道から入ると突然江戸時代へ」というコメント。 その通りである。 朝早かったため、人もまばら。 やっと山から顔を出した朝日が集落を照らす。 昨日の雨か、それとも、朝露か、 満開に咲いた沢山の朝顔は、きらきらと輝いていた。 細い道を、自転車から降りてゆっくりと歩く。 そこは、江戸時代の町なのだ。 時計を見てせかせかまわるなんて、ナンセンスである。 |
そして、 ぼくたちは、諏訪への道を走る。 ここから上って、長い長い下りを走ると、 そこはもう塩尻だ。 この町はこの季節、すばらしい香りで包まれている。 ぶどうである。 横をみれば、ずっとブドウ畑。 それも、おいしそうな実をたたえて、その熟した香りはなんとも食欲をそそる。(ここらへんチャリダーである。) それはそれはおいしそうな風景。 そして、おいしい香り。 それゆえに、ぼくの塩尻の評価はことさら高い。 塩尻峠は、 いわば諏訪までの延々とした上りの最後の難関である。 けっこう上るので、じっくり攻めたい。 だが、甘かった。 上っている途中にレーサーに抜かれたのだ。 おおよそ、このままでは引き下がれないので、ぼくはそのまま彼との峠バトルに突入した! 激しく、疲れて、足もがくがく。 だが、それでも目を血走らせながら、ただ上る! ちょっと考えれば、勝てるはずがないのだ。 それでも、走る。 無駄めいた努力っぷりは、まさに青春である。 |
諏訪。 湖。 諏訪大社。 巫女さん。 巫女さんに目がない、ぼくたち“男子校青春ここで返上組”は、まっさきに諏訪大社に向かい、 美しい巫女さんの観察 ……ではなく! 改め、神々しい諏訪大社の歴史的建築の意義に、エネルギーを費やした。 それにしても、 諏訪大社は4社もあり、かなり見所がある。 ぼくたちは、そのうち、春宮と秋宮を見学した。 たくさんの高い木々。 遮られる日光、と、その空間に籠もって聞こえる蝉の声、 そこは神聖な空間なのであった。 巫女に萌えるなど言語道断である。 国道20からは、基本下り、という、 ぼくたちの予想は見事に裏切られ、 それから道の駅信州まで、アップがつづいた。 初めからもう、上る気なんて全くないぼくたちは、かなり大打撃を受けた。 しかし、そこからは、ひたすら下り。 なにもしないでも、時速30キロを越える。 そして、 やがて、甲府についた。 ここで城を見学。(ぼくの趣味) そして、ユースへと向かった。 ユースでは、同室のお兄さんを仲良くなって、夜はお兄さんのウイスキーで一杯やった。 余談ではあるが、 お兄さん曰く、この20号にあるサントリーウイスキー博物館で、ウイスキーの試飲が出来るらしい! 2輪や、自動車は免許証チェックがあるから、そのあと、乗れないらしいのだが、 チャリは見逃してくれるかもしれない、とのことだった。 今度試してみよう…! |
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