□報告書

<プラン>
□ルート;
加古川下宿~国道2~加古川自転車道(北へ)~県道18~
県道81~(本町交差点)~県道18~国道175~県道36~
日本のへそ公園~(国道までUターン)~国道175~
水分かれ(分水嶺)~国道176~(大山下交差点)~県道77
~篠山城下町~県道36(国道へ向かってUターン)~
国道176~(古市交差点)~国道372~デカンショ街道~
(社交差点)~国道175~(市場東交差点)~県道18~加古川



<googlemap 画面上ダブルクリックで拡大できます>






<走行記録>
天気;晴れ
距離;167km

<道路情報>

・加古川から北へ向かう際は自転車道が得策。河川敷を走る県道18には路肩が無く交通量多い。
・アップダウンは分水嶺までは少ない、穏やかなのぼりが続く
・デカンショ街道は山を横切るためアップダウンは多い



報告書;


加古川のその先に行ってみたいと、そう思った。

夏の残り香、9月も半ば。

仕事も忙しくなってきたし、
そろそろ気分転換がしたい。

そんな折に、加古川を遡れば、分水嶺にいけると―――そう聞いたのだ。



□加古川自転車道



国道2号線を西に向かえば、加古川にぶつかる。

加古川は姫路と加古川を分ける大きな川で、マラソン好きにとっては毎年開かれるマラソン大会で馴染みがあるだろう。

この道は、普段はマラソンロード、自転車道として開放されているので、ここから北に向かうにはこれを使うに限る。

河川敷の道は、道路1車線もあろうかというほどの広さで、多摩川自転車道をはるかに上回るクオリティだ。

(この前まで多摩川沿いに住んでいたので、つい比較してしまう)



□小野付近の加古川沿い自転車道


そこから北へ向かえば、やがて自転車道は途切れる。
大体、国道から10kmほど北であろうか、ここからは、ちょっと交通量は多いが県道を進むことになる。

小野へ向かう道として、国道を選ばずに、加古川沿いの細い道に固執していたら、都合のいいことに再び自転車道が現れた。
どうも、河川の管理用道路らしいが、そのまま使わせてもらう。
歩道も整備されていて、快適だ。


途中で国道に合流。
だんだん山深くなってきて、いよいよ北に向かっている感がある。
アップダウンもほとんどなく快適な走りだ。

蝉の声がこだまする。
気温は28度。

大学生のころは今も夏休みなのだった…ふとそう思うとなんだか存した気分。
世界も、気分も、まだまだ夏なのに、会社はもう10月の決算のことで頭が一杯なのである。

日本のへそ公園には、10時くらいについた。
国道からすぐ傍に、公園があって、モニュメントなどが眺められる。



□日本のへそ駅


 
日本のへそ公園から更に北へと向かう。
道は穏やかなのぼり、両側には山が迫る。
ずっと奥とJRの線路に突き当たる、そこが分水嶺である水分れだ。

ぱっとみると解らないが、水分れ公園、交差点、案内板などが道路沿いにあるので見逃すことは無いだろう。
驚くほどあっけない分水嶺への到達であった。



□水分れ交差点


そこから南へ向いこのまま加古川に帰ることになった。
途中で柏原という集落を通過した。

道路から少し奥にはいれば、昔ながらの町並みがそのまま残されており、
大きなケヤキを中心にちょっとした観光地になっていた。

蝉の声が聞こえ、蒸し暑さに磨きがかかった。



□柏原大ケヤキ




□柏原の町




□柏原のお寺




そのさき、国道176から県道にでて東に向かえば、篠山の城下町がある。

大きな城に妻入商屋の古い町並みがとても印象的だ。

日本のどこにいっても、このような伝統的な町並みが残る地区はあるが、
城下町と町並みを一度に堪能できるのは、少し珍しい。

多くの観光客でにぎわう中、ぼくもそのひとりとして、自転車を押してゆっくりと歩いた。



□篠山城




□篠山城内にて




□篠山の街並み




帰り道には国道372号、つまりデカンショ街道を利用した。

深い山々を駆け抜けるこの街道の眺めは抜群なのだが、
自転車には少々きついアップダウンであった。

途中で水も無くなり、結構焦った。

加古川へはそのままデカンショ街道を走れば合流。
後は海に向かえば、家につくのだ。

9月の夕方最後の最後まで暑く、この日は久しぶりにたっぷりと汗をかいた。



□デカンショ街道




□デカンショ街道沿いの眺め


 
  



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