日本の東を攻めるツアーの報告書です。 今回は、北海道編、8月16日の報告です! |
□8月16日; <走行記録> 天気; 距離;143km 最高時速;42.5km/h. 平均時速;21.1km/h. ルート ;興部〜雄武〜浜頓別〜猿払〜クッチャロ湖 宿泊 ;クッチャロ湖キャンプ場;200円、コインランドリーあり 入浴 ;キャンプ場隣の温泉;500円 <道路情報> ・ 国道238はゆるやかなアップダウン。走りやすい。 ・ 道の駅おうむは建物メインの駅。野宿するにはちょっと狭い。 ・ クローバーへの丘へのアプローチは道道710より白い道へ。2箇所ほど入り口あり。どちらにも小さな看板がある <報告書> 朝からどしゃぶりの雨だった。 そして、それが夕方まで延々と続いた。 今日は、本当にそんな中を走ったので、ほとんど印象にない。 (というか、記憶から削除した。) 道路は冠水し、排水溝は溢れ、タイヤが5センチくらいつかりながらの走行だった。 MDは故障し、ラジオも故障し、テントから寝袋から全てぬれきってしまった(笑) なんでも、大雨洪水警報が出ていたらしい。 北海道はこのあと数日間、大きな低気圧に覆われて稀に見る大豪雨を経験することになる。 今日は、その一日目だった。 バス停に非難しようとしたが、どのバス停もライダーなどの先客で埋まっていた。 そんななか、意外にもチャリダーを多く見かけた。 みんな必死に走っていて、もう壊れんばかりのピースサインをしてくる。 ああ、チャリダーらしいな、とほほえましくなってしまう(が、雨にぬれて不快なことには変わりないw) というわけで、はしょって浜頓別。 ここで力尽きた。 というか、今日は本当は道の駅猿払まで行って、そこでダラダラする予定だった。 しかし、雨脚は一向に弱まらない。 しょうがないから、ここのクッチャロ湖キャンプ場でランドリーを回しながら時間を潰すことにした。 ここにて、名古屋大自転車部の主将に出会ってしまった! 同じ大学3年だということもあり、意気投合してしまったため、なんだか、もう宗谷岬などどうでもいい気がしてしまい、妥協してここから南に下ることにした(笑) 今日は、主将と一緒にテント☆ どうせ、雨は止まないし……。 しかし! 止んでしまった。 空を分厚い雲がまだ覆ってはいるが、確かに止んだ。 名古屋大主将が晴男であった可能性が高まった(本人もそういっていた) 確かに、晴男は存在していて、 そして今日、初めてぼくはそれを確信してしまった。 なぜなら彼をペアランしている間は一度も雨に降られなかったのだから。 そして、彼と別れて10分後から土砂降りの雨を延延と3日も喰らったのだから……。 さて、 雨も止んだし走り足りなかったので、ちょっとクッチャロ湖をまわってくることにした。 クッチャロ湖も綺麗だったが、お勧めなのは、「クローバーの丘」と呼ばれる場所。 クッチャロ湖をぐるりと回る道道710から逸れた道の先にある。 この丘にたてば、目の前にはクローバー畑の大草原。 その先に、クッチャロ湖。 雨上がりだったので、しっとりとした空気を、薄い霧に覆われていて、実に神秘的な雰囲気だった。 丘には小さな鐘が建っていて、幸福の鐘と書かれている。 鐘を鳴らすと、その音は真っ白な空気の中に響き渡った。。。 どこまでも素朴であり、それゆえに、ごまかせないほどに美しかった。 |
その後、猿払まで行って、Uターンして湖まで戻ると、 そこには真っ赤に染まった世界があった。 ―――夕日だ。 クッチャロの夕日はサロマと並んで北海道最高峰に挙げられているが、その夕日が目の前にあった。 ……息を呑んだ。 そして、晴男に無茶苦茶感謝した。 さっきまで土砂降りだったのに!晴れてるし(汗) この夕日は忘れようとしても、きっと忘れられない。 |
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