□報告書

<プラン>
□ルート;

東加古川~国道2~姫路 
姫路~国道2~(夢前橋)~県道417~国道29   
      国道29~安志峠~国道29~道の駅山崎    
      山崎~国道29~播磨一ノ宮~伊和神社     
       播磨一ノ宮~県道6~三方~御形神社~家原遺跡  
     三方~国道429~高野峠~国道429~国道29~(斉木口)  
(斉木口)~国道29~播磨一ノ宮~県道26~国道179~県道5~県道120~龍野



<googlemap 画面上ダブルクリックで拡大できます>








<走行記録>
天気;曇ときどき晴
距離;142km



報告書;




雨が降りそうだった、2009年6月の朝。

目指したのは播磨の北にあるという神社と峠。




同じ会社の友人から、播磨の北のほうもいいよ、という話を受けた。

彼の故郷がどうもそこらしい。

場所は、播磨一ノ宮、現在は宍粟市となっている。



加古川からは国道2号線を姫路まで走り、

さらに夢前川の橋を渡ったところで、北へと進路をとった。

県道120号線、両側に街路樹が植えてあって道幅も広い。

更にそこからうすすめば、国道29号線に直進したまま接続することになる、

国道29号は基本的に緩やかなアップ。

両側に森が一気に広がってきて、姫路のもつ海側の雰囲気が消し飛んでいく。

因幡街道と呼ばれるこの道は、このまま進めは戸倉峠を経て鳥取へと続いていくのだ。

今回目指すのはその県境のふもと、播磨一ノ宮の三方集落だ。




□今にも雨が降りそう



国道を進むと播磨山崎にでる。

ここは現在宍粟市となった、その中心である。

地方の中核都市といった感じで、発展していた。

車の量もここから北にいけばだんだんと減ってくる。

さらに小さな峠を越えれば、播磨一ノ宮へと着いた。




一宮についたのは、ちょうどお昼前。

このころにあると、雨が今にも降りそうだった空はカラリと晴れてきた。

ここの目的は、伊和神社だ。

無類の神社好きのぼくにとって、この神社を見逃すことは出来ない、

早速参拝(笑)

神社の敷地は広く、その周辺一体は森となっており、

町の中にいきなり高い杉の木の集団がもっこり出現する様は面白い。

神社には地元の方々も頻繁に参拝するようで、おばあさんと仲良くなっていろいろ話した。

国道の脇にあるというのに、森の中は別世界のように静かであった。



□伊和神社の本殿




更に北に向かい、安積橋から県道6号を走る。

県道6号は、車も少なく、いよいよ播磨の奥深くに進入していく感じ。

しかし、山に迫られる道は、やがてぱっと開ける。

そこが三方集落だ。

集落は三方を山に囲まれた小さな平野を主とする。

一体が田園になっており、心温まる風景が広がる。

町としての体裁は保っているような、いないような(笑)

本当に小さな集落なのだけれど、町の中心にある中学校と、

その周りの商店街がこじんまりとしていてとても可愛い。



□播磨一ノ宮の三方に向けて走る




□御形神社



ここで立ち寄ったのが御形神社。

今回、ここに来ることを薦めてくれた友人の友達がここで巫女として働いていたらしい。

重要文化財に指定されている社殿の美しさもさることながら、

ここにいたるまでの急な坂を上りきってみわたす三方集落の風景が一番よかった。

この神社は丘の上に位置していて、ここから集落が一望できるのだ。

三方には、二つほど大きな丘があり、

ひとつは、この御形神社、

もうひとつが、その向井側にある家原遺跡である。




家原遺跡は、マニアにはたまらない複数時代にわたった村の集落の遺跡である、

竪穴住居や高床式倉庫が復元してあり歩いているだけでも楽しい。

傍には温泉もある!(これはチャリダーには非常にありがたいところだ)




□家原遺跡にてまったり




ここからぼくは国道429号に接続。

高野峠を目指した。

高野峠は標高750mとそこまで高くは無いが、非常にそこまでの道は険しい。

道路がそもそも国道とは思えないくらいに狭くて、道も悪かった。

しかし、その分、雰囲気は最高で、山の中を走っている感覚を満喫することが出来た。

峠には途中で水も沸いていて、喉を潤すことも可能だった。



高野峠から降りたら、そのまま国道29号、さらに179号を使って龍野まで帰ってきた。

なかなかここまで来ると疲れてしまったが、初夏の山を駆け回れたことの充実感でそれも相殺した。




□高野峠への道


 
  



――資料と報告書トップページに戻ります。




 


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