□報告書

<プラン>
□ルート;

広島駅~県道37~平和大通り~西広島 5km
西広島~県道265~五月丘団地     6km
五月丘団地~県道71~国道54~広島駅 24.3km
計35.3km

<googlemap 画面上ダブルクリックで拡大できます>








<走行記録>
天気;
距離;km、up

<道路情報>

・広島市外を抜けるには平和大通りが一番わかりやすい、己斐峠に行くにもこの道。
・己斐峠へのアクセスは西広島から己斐橋西詰を少し右いって高架橋をわたる。渡りきる前に高架橋の側道へ入る。
・しばらく山なりの道を行くと沼田別れ(交差点)にでる、ここを直進すれば峠への一本道。
・己斐峠を超えると五月丘にでる。この広い道を直進した先にあるコンビニでユーターン、広域公園へ続く県道71へアクセスする。
・県道71から国道54へ。標識が多く迷うことは無い。高架を走っているアストラムラインを追っていけば広島市街へ。



報告書;

夏です。

夏といえば、怪談……



おばけは信じません。

なぜなら、おばけがいたら、ぼくが怖いからです。



広島市西区の山の上に、己斐峠という峠があります。

かつて、ここには、古い廃屋がありました。

廃屋は真っ黒に焼け爛れていますが、

昔そこには家族が住んでいました。

家族は一緒にお風呂に入り、

一緒に食事をしていたのです。

峠の上のあの家で。

ところが、突然、その家は焼けてしまいました。

焼けた理由は定かではありませんが、

どうも事件があったらしいのです。

家族4人が殺された、というものです。

父親による無理心中とも、

精神を病んだ犯人による凶行とも言われました。



その後―――

この峠で幽霊をみた、という人が次々と現れました。

廃屋に行くと何か音がする、だとか、

真夜中に峠に人が立っている、などです。

現在は峠には一体だけお地蔵様があります。

その周辺も何か夜になると不審なことがあるのだとか……



……ということを、母校の生徒から聞きました。

しかも、発言していたのが登山部の生徒だからなんとなく信憑性があって、

ぼくは「そんなの関係ねぇ」と思いつつも、「怖い、とっても、怖い」と毎日この話はぼくを悩ませました。

ときに己斐峠はぐねぐねした道と急な斜度で自転車のトレーニングにはうってつけでした。

ぼくは思いました。

「今日は己斐峠にいきませう・・・」




□平和大通り;平和公園前




□西広島へ向けて太田川を渡る。



広島駅前にある実家から、平和大通りを西に進むと、

西広島駅にでます。

このあたりをぐにゅぐにゅ上のほうにすすむと、

いつのまにか己斐峠への道へでていました・・・・・・

(ここで迷ってしまって、適当に進んでいたら、上のほうにでたのです)


□己斐峠への道。西広島付近にて。



己斐峠へは、一度西広島からぐっと上にのぼって、

そこからちいさな丘を越えてくだります。

下った先の信号(沼津別れ)を直進すると、平和霊園という墓地がありました。

このあたりから、斜度が急激に上がり、

同時に車線がひとつになりました。

今までは家がまばらにありましたが、

やがて家もなくなり、車がときどき行き交う、狭い県道となりました。

ぐねぐねの道は上へ上へと続き、

やがて、大きく開ければ、そこに国泰寺という寺がありました。

その先が、うわさの己斐峠です。


□己斐峠



「こわくない。ぜんぜん、こわくない」と思いながら通り過ぎた峠。

かつて廃屋があった場所は、現在は取り壊されたあとの更地になっており、

廃屋のものと思われる瓦礫や、日常道具が散乱しておりました。

フェンスがあって、立ち入り禁止の札がたち、ちょっとものものしい雰囲気・・・

峠にはうわさのお地蔵様がぽつんとありました。

いわゆる幽霊騒ぎ、とはいきませんでしたが、

自転車で走ってみて、この道の性質がだいたいわかりました。

カーブミラーが設置されているけれど、外灯が少ないので、恐らく夜はかなり暗く危険な運転を強いられるでしょう。

その上、斜度がきついので、のぼりの車はあまりスピードはだせず、

いっぽうでくだりの車はスピードがどんどんでそうな感じです。

なんとなくですが、事故が多そうな峠だな、という感想を持ちました。

自動車のクラクションや人の話し声も、九十九折になっている狭い道路空間のせいで、

随分下のほうの音が上までこだまして響いておりました。

いずれにせよ、夜は絶対に通りたくない場所であることは確かです。


□五月丘



そこからは、
そのまま広島市の北部、五月が丘団地へ抜けて、
西風新都心というベッドタウンをぐるりと回って広島市内まで帰ってまいりました。

このあたりの道はちょうど道路沿いにアストラムラインというモノレールが走っているせいか、よく整備されていて、走りやすいことこの上ない感じです。

夏のセミの声が、山々に響いて、稲穂の香りがすうっと体の中に浸みていきます。

夏の広島のポタリング、お勧めです。


□広域公園周辺にて


 
  



――資料と報告書トップページに戻ります。




 


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