企画3;東高根遺跡は秋のかほり

プラン(ルート);
狛江自宅〜多摩川自転車道〜(稲田中北)〜黄色い道〜県道9〜白い道(高速に沿って走る)〜東高根遺跡〜ピストンで狛江自宅

報告書;

最近は冴えないことが多い。
その中でも突出して大きな悩みはやはりバイトのことだ。
うまくいかなくて、そのうえ、文句を言われまくって、自分にすっかり自信をなくしてしまっている。
どう足掻いてもおよそ打開にはつながりそうにない。
そんな袋小路に迷い込んだ感じ。

そんな冴えない日々の中、今日は、久しぶりにすばらしい快晴だった。
先週はがっつり雨に降られて、洗濯物は乾かないし、ゴアにはさらにカビが生えるし、その上(以下略)だったため、こんないいお天気だと、家の中にはいられない!
考えても解決しない問題は、時と共に進展して好転するのを待つしかない。
それまでは、気分転換でもして、元気を維持して行こう!

というわけで、久しぶりのポタリング。
とはいっても、あまりにも近くの遺跡なので、すぐについてしまった。 東高根遺跡。
神奈川県の多摩川沿いにあるこの遺跡は弥生時代の集落跡の、遺跡だ。
近くには広大な緑ヶ丘霊園がある。
ここに行くまでは、ちょっと登らなければならず、一苦労だがそれでも、その後まっている景色は格別だ。

家を1時に出て、ここについたのは、1時半。
それから、ゆっくりとこの遺跡を巡った。
遺跡といっても、今は森林公園として整備されていて、遺跡のほうは影を潜めているといった感じだ。
入り口に着くと、すぐ前には子ども広場というアスレチック広場があって、家族連れが沢山いた。というか、ここに限らず、休日だけあって家族連れの多さには驚いた。これなら少子化も心配ないだろう、とか思っていると、それと同じくらい、年配の方も多くいて、やはり由々しさを感じてしまった。

まずは、この公園をぐるりと囲んでいる、湿性植物園へ行く。
ここは、水辺の植物が沢山植えてあって、それぞれ説明版がついている。
ちょうど日陰になっているからか、本当にすずしい。
風の香りもいよいよ秋めいてきて、もう夏の気配はすっかり息を潜めてしまった。
あの、焼け付くような日差しは来年までお預けだ。
ここは、この弥生時代の集落で水田耕作が営まれていたと考えられているらしく、当時の植え方で稲が植えてあった(わりと普通の植え方だった。本当に当時の再現なのだろうか??)

□湿性植物園の田んぼ


そして、大きな広場を抜けて、こんどは森林ゾーンへと向かった。
このあたりには広葉樹を中心として、けっこう深い森が広がっていて、木漏れ日のまぶしさや、肺に入ってくる冷たい空気が心地よかった。
森林浴を存分に楽しんだ後、古代芝生広場という弥生時代の遺構があった広場へでた。
ぼくは、当時の遺跡の復元や、もしくはせめて住居の配置などでも示されているはずだと期待していたのだが、あったのは案内板が2つだけだった。
その元遺跡だった広大な広場では、沢山の家族連れが、思い思いにお弁当を食べたり、バトミントンやサッカーをして遊んでいた。 けっこう、というか、かなり残念だったのだが(今回のアルバムに遺跡の写真が少ないのはこのため)それでも、いい感じで森林浴が出来たので、よし、ということにした。
ちなみに、この古代広場の脇にはけっこうきちんと整備された古代植物園がある。
ここには、古代〜平安で衣食住に利用された植物が案内板と共に植えられていて、なかなか興味深かった。

というわけで、秋風を受けながら、ぼくは家に帰った。
だんだんと心寂しくなる季節がやってきた。

□秋晴れの東高根遺跡


 
  



――資料トップページに戻ります。




 


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