□報告書

<プラン>
□ルート;
□広島実家(広島駅前)〜県道164〜国道31〜呉〜国道487〜音戸の瀬戸→
<倉橋島>〜国道487〜県道35〜桂浜〜県道35〜県道283〜県道35〜早瀬大橋→
<東能美島>~国道487→
<西能美島>〜県道36〜才越峠〜〜県道36〜国道487〜県道36〜県道44→
<江田島>〜国道487〜県道297〜幸の浦峠~~県道297~国道487~小用港==船==
□呉港〜国道31〜白い道〜国道31〜県道164〜広島実家

<マップ>


<走行記録>
天気;晴れ
距離;161km、720up

<道路情報>

・音戸の瀬戸は3重のループ橋。自転車走行可能だが結構危険。渡し舟が橋の脇にある。
・倉橋の県道283は穴場の瀬戸内絶景スポット。ほぼ断崖の上を行くので眺め良好。
・早瀬大橋は歩行者自転車道が狭いがついている。
・小用港〜呉港;フェリー大人330円。自転車120円。



報告書;

秋晴れ渡る2006年、9月26日。

広島の故郷にて、暇をもてあましたぼくは、ちょっとサイクリングに出かけてこようと手短な島へ出かけてきた。呉の沖合いに浮かぶ倉橋、能美、江田島の3島だ。
夏は、島。
去年、そう宣言してしまなみ海道を走って一年、今年もふつふつと島への欲求が高まっていた。特に、地元チャリダーでなければわざわざ攻めないであろうと思われる(?)この3島へ行くことは、山陰を走っているときから実は計画していたのだ。

さて、朝7時半に家を出発。
広島からは県道、国道を使って呉へ向かう。
ここまでの道は坂町を過ぎたあたりから急に美しくなり始める。海を真横に見ながら走ることのできる絶好の道だ。そしてアップダウンも少ない!

さて、呉からは、音戸へ向かって国道487を走る。ちょっと途中から白い道へ降りて海側へ向かうと「アレイからすこじま」、と呼ばれるエリアがある。ここは戦前、呉の造船の心臓部だった場所。今でも、多くの自衛隊の船が停泊しており、工場が集中している。観光スポットとして整備されていて、のんびり歩くには最適の場所だ☆

さて、音戸。
音戸は平清盛が開いた場所として有名だ。
問題は!ここの橋!
音戸大橋。この橋は、むちゃくちゃ道幅の狭い橋の癖に船舶の走行を想定してずいぶんと高い位置にある。そして、3重のループ橋である。 チャリダーの走行意欲をこれでもかというほどそいでしまうこの橋!
アタックしてみた。ぼくのせいで後ろ無茶苦茶詰まった。後ろに車を引き連れて走るのも実にいい気分だ(→良い子のみんなは真似しちゃだめだ!)
ご心配なく。橋の脇にちゃんと渡し舟がある。勿論、橋を自転車で渡ってもいい。ぼくはケチだったので数十円の渡し舟代をケチったわけだorz

□音戸の瀬戸


倉橋島は、ぼくが一番好きな島だ。
昔からよく父に車で連れてきてもらっている。
この島の最大の魅力は島の東にそびえる火山だ。この山の上からの眺めが最高に美しい。
瀬戸内海を一望でき、後ろに本州、前に四国を臨む。その間に、小さな島がたくさんひしめき合っていて、どれも形の個性が合って。そして船が行きかっている。瀬戸内海が箱庭だってよく言われるけれど、それが納得する眺めだ。
そして、桂浜。
ここは万葉集にも詠まれている有名な浜である。今は松葉林と白い砂浜が印象的だ。
最後に、今回初めて訪れたのだが、県道283.
ここは侮れないアップが待っている。が、その分、高い視点からし西側180度瀬戸内海の島々を見渡せるのだ。実にお勧めな道。ただ、お店がないので倉橋中心部にて買出ししていくことを勧める。

□桂浜


そして能美島。
ここに渡るための早瀬大橋。ここもすごい。なにがって、……眺めが怖い。
高所恐怖症のぼくにとっては致命的なのだ。すごく高く感じる。橋幅がしっかりしてない分、リアルに落ちそうである。
能美島は国道487、そして36が眺めのいいポイント。ただ、倉橋島と違って海の眺めというより、島の山々の眺めって感じ。緑の割合がずっと増えている。あと、沖美の町は風情がある。海をすぐ下に見下ろす高台の上に町が張り付くように作られている。その中を細い県道が走っていく。時折、地元のおばあさんを目があう。彼らの生活の中に、否が応でも進入してしまう、そんな道が36号。

さて、最後に江田島。
江田島は海軍の兵学校見学に限る!(今回は行かなかったんだけれど)ここの資料館はかなり衝撃的だと思う。まあ、江田島はなんというか、本当に海軍一色の島だ。あ、そうそう、県道297の幸の浦峠からの展望がすばらしかった。

ここからは、小用港にて、船。そして、呉、広島へと歩を進めた。

□江田島の海


今日のランを概観すれば…
島って環境を満喫できたと思う。
島って結構特殊な場所で、そこには山があって、川があって、海があって、なんというか、そこで完結しうるんだよね、生活が。
だから、いわゆる島国根性に代表されるような排他性がすごく強いのが島。
そういうイメージがあったから、ぼくはこのランをするまで、島の人々の顔を見るのがちょと怖かった。なんか、ぼくって浮いてる??見たいな!(まあ、浮いてるんだけどさ。。。)
でも、実際に、無愛想な人や、話しかけて迷惑がる人もいたけど、一方で、笑ってくれたり、愛想よくいろいろ話したりする人もいて、なんというか、島への偏見は偏見でしかないなって思いました。。。
(うわ、まじめなまとめ方だ!汗。)

このあたりの島。なかなか行く機会ないかもしれないけれど、できたら寄ってみてください。観光地されていない瀬戸内の島ってのを満喫できると思いますよ☆

 
  



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