トリビアの歪――
――それは、管理人が旅してきた中で見つけた、ほんっっとうにどうでもよい、そんな世の中の知識。
本来あるべき姿とちょっっとだけ、違っている、そんな歪みが生み出す面白い小ネタをここでは紹介しています。


 
<トリビア1>
世界遺産でありフランス随一の観光地
「モン・サン・ミシェル」…!!!
ここの観光案内所の前の壁の日本語案内は、
「ようこそ」ではなくて……
「よこそう」…になっている!!

フランス――この国の放つエキゾティシィズムは、国内外の多くに人をひきつけてやまない。
今や、観光立国としてその地位を確固たるものにしたこの国のなかでも、ひときわ繊細で荘厳な雰囲気を醸し出しているのはベネディクト派修道院として中世から多くの巡礼者をひきつけてきたフランス随一の巡礼地であり、世界遺産でもある、「モン・サン・ミシェル」であることに異論を挟むものは少ないだろう…。
そこには今では巡礼者と共に多くの観光客も訪れ、日本でもフランスツアーのおなじみのスポットになっている。
当然、その内部にあるインフォには各国の言葉で書かれたパンフレットが用意され、グローバリゼーションの一つの表象といっても過言ではないほど…。  
しかし!しかし、しかしっ!  
そのインフォを降りた階段の下にある各国語で書かれた「WELCOME」の案内板には日本語で「よこそう」…と書かれているのだッ!
この日本語の間違い、だれか、突っ込まないのだろうか?? フラ語が話せる方、今度行って、突っ込んできてあげてほしい(笑)  


<補足トリビア>  
この「ようこそ」→「よこそう」現象はどうやらここだけに限らないみたいだ。  
管理人はこれと同じ間違いを、イル・ド・フランス地方で目撃している。  
思ったより、事態は深刻なのかもしれない…。




<トリビア2>
ハプスブルグ家の都、ウィーンの、
世界的名門ウィーン大学には、   
ノンストップでドアなしのエレベータがある…!!

かつてのハプスブルグ朝オーストリアの首都、ウィーン。   
音楽の都として、そして、お菓子の都として有名なこの街は、深い歴史を同時に持ち合わせており、その美しい街並みと王宮は世界遺産にも登録されている。   
ここにあるのが、世界的名門大学、ウィーン大学!かのフロイトや、マリノフスキーをも生み出している、この大学は洗練されたヨーロッパ建築と、近代化された設備を兼ね備えた大学であり、実際に訪れた際、管理人も自分の通っている某大学との歴然とした差に驚きを隠せなかった。   
しかし!しかし、しかしっ!   
この大学に、他ではちょっとみられない極めて前時代的で、かつエキセントリックなエレベーターがあるのは、あまり知られていないところである。   
その!エレベーターが下に貼り付けてある代物で、このエレベーター、ドアが初めからなくて、乗客は常に乗り降りすることができる。そして、エレベーターにボタンはなく、常に動き続けているのだ。   
そう……これは只管なエレベーター待ちという、現代社会の病的問題を見事に解決して見せたまさに、革新的ッ!なエレベーターなのだ。   
もう、「あ、くそっ…なんで5階でこんな長く止まってんだよ…(イラッ)」などということもなくなる! なぜなら、止まることなどないからっ!   
唯一最大の問題は、上がりかけ、若しくは降りかけのエレベーターに滑り込んだ人が挟まれて怪我をしないか、ということだが、ここら辺は、自己責任の範疇になっているのだろう…。   
  
<伝説のエレベーターに吸い込まれ至極御満悦の先輩>


画像が一部みにくくなっております。きちんとした画像はアルバムの「オーストリア」に載せられています。
  
<補足トリビア>   
このエレベーターはウィーン大学の別館にあり、下まで降りきると、滑車によってぐるり180度向きを変え、上に向かって進み始める。   

 



<トリビア3>
北海道国道38号沿いにある、道の駅「しらぬか恋問」の、   
女子トイレの中には、   
男子用小便器がある…!!

北海道釧路市…。ラムサール条約に登録されている釧路湿原であまりにも有名なこの都市にある、道の駅「しらぬか恋問」。   
なにやら、曰くありげな名前のこの駅は、数々のエキセントリックな要素が満載である。   
まず!!  その外観は、あまりにも派手派手のピンク+レインボー! しかも「恋問」の部分がものすごく誇張されている…!   
とはいっても、中の設備はきちんとしていて、とても綺麗。   
思わず、駐車して休憩をしたくなってしまう、そんな駅なのではある。   
そしてッ!   
さらなる伝説的設備として、挙げられるのが、そのトイレ!   
なんと、女子トイレの中に男子用小便器があるのだ。しかも!ひとつだけ…。   
あくまで、管理人の推測だが、これはきっと、母親についてくるよいこ君たちのためにわざわざ設けた特別便器に違いない!   
と、まあ、思っているのだが…   
一番困るのは我々罪のない男子諸君である。   
というのも、入り口からすぐ見えるところに男子用便器があるため、思わず、「あ、男子トイレ…」なあんて思って入って行ったりしてしまうのだ。   
そこで、トイレの個室から出てきた婦女子と衝撃の対面などしようものなら、さあ、大変!   
思わずッ!  ……赤面…!   
だから、言っておく。   
トイレに入る前には、ちゃんと男子用か、女子用か、確認しよう!(管理人の反省的体験より)   
  
<補足トリビア>   
他にも、この駅では、「縁結び!! 形状記憶昆布」なる猛烈にエキセントリックな代物が売られており、これを求めてここを訪れるものが後を絶えないと言う…。   
(証拠写真はアルバムの「ギャグ写真館」に載せてあります)   
  
    





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