日本縦断ツアーの報告書です。
    今回は、北陸編、8月10日の報告です!






□8月10日;越境2県!

<走行記録>
天気;雨のち曇り
距離とアップ;150km、600up
最高時速;?km/h.メモってなかった〜
平均時速;?km/h.
ルート;福井〜金沢〜倶利伽羅峠〜高岡
宿泊;二上山キャンプ場は行くのは無理だと思います。この日はビジネスホテル。
入浴;陽だまりの湯;600円、漢方サウナ、薬湯なんでもありの銭湯。

<道路情報>

・倶利伽羅峠はわりと楽だが、トンネル内は釘やガラス片が一杯。パンクに気をつけたほうがいいと思う。

<報告書>;「越境2県!」

さて、朝が来た!
昨日はゆっくり寝られてぼくも上機嫌だ、
と思ったら、いきなり土砂降りの雨で結構凹んだ、
しばらく待ってみたが、一向にやむ気配がないので強行突破!
ユースの方々にお礼を言って、出発だ!
ああ、ゴアがここ最近乾いてない。。。

まず、向かったのが、日本最古の天守閣を誇る丸岡城!
これだ!
しかし、つくのが早すぎて、まだ開いていなかったので、外から見て見学。
なんというか、古くて情緒があるって感じ、
でも、やはり雨が降っていたので、あまりゆっくり見ている気は起こらなかった。

さて、まずは牛の谷峠を越えて一つ目の県境越え!
ここは割りと楽だった。
さらに大聖寺を抜けて、金沢へ!
……と、道路のコンビニ沿いでぼくを呼び止める声がした!
すると、前方に手を振っているおじさんを発見!
これがぼくと、これ以後色々お世話になったK夫妻様との出会いだった。
K夫妻様はぼくを呼び止めるなり、なんと富山名物のマス寿司とコーラを奢ってくださった!
いきなりのことだったので、ぼくも驚いてしまったが、色々話してすごく元気付けられた。
K夫妻様は今、実家の富山に帰られていたようで、勤め先の愛知に来る様ならぜひ、声をかけてくれといってくれた。
(そして、その後、愛知で再び会って、お世話になったのでした。本当にお世話になりました。)
感激を覚えたまま、ぼくは飛ばしに飛ばして、金沢へついた。
雨は止んでいた。

金沢城。
その城を見たものは、皆、こう言う(気がする)。
「し、白いッ!」
白い。金沢城のあの瓦はすばらしく白く、まるで銀で出来ているようだった。
天守閣こそないものの、その城は城壁と共に、加賀100万石に相応しい威容を誇っていた。
あまりにきれいで、芝生広場でうっとりしていると、なんと再び雨が降ってきた。
夕立的な雨だったので、無駄にぐっしょりと濡れて、ちょっと凹んだ。

 


□光る金沢城!


だがそこらへんは、さすが夕立。
ふった後は、カラッと晴れてくれる。
さああっ、と晴れ渡った夏空を仰ぎながら、ぼくは上機嫌で(さっき濡れたのも乾いたw)今日の最後の難所である倶利伽羅峠に向かっていた。
かつての源平の合戦では大舞台となった、この峠。
ちゃんと登れば辛い峠だが、国道で行けば、らくらく越えられた。
ただ、トンネル内には釘が沢山落ちていて、トンネルから出た瞬間に、パンク。
もう、日が暮れ始めていたので、さすがに萎えた。

ひいひい、いいながらパンクを修理して、
ひいひいいいながら、高岡の町までやってきた。
はああ、早く寝たい……。
だが、妥協できないものがある。
お風呂だ。
ぼくの旅は温泉に入るためにやっている感すらあるほど、ぼくは風呂にこだわる。
一人暮らしをしていると、どうしても毎日シャワーになってしまうので、お風呂への遺伝的欲求はいよいよ高まる!!
例え、それが高かったとしても、かまわない。
そして、駅のインフォで“今日のお勧め”を聞いたところ、「陽だまりの湯」だということが判明。
そして、さすが駅の係員、言ったとおりに「陽だまりの湯」はすばらしいところだった。
天国……。
このとき、駅の係員の株は急上昇したのだった。

さて、後は買出しをして、
キャンプ場に行くだけ。
今日のキャンプ場は、マップルにも載っている「高岡二上山キャンプ場」だ。
駅の係員は、自転車でもいけるいいとこですよ、といっていた。
ついでに、マップルには「清潔で整備の行き届いたオートキャンプ場。ここが無料なのはうれしい!!」書いてある。
びっくりマークが2つもついているッ!
これは期待が持てる。
だが、さすがに遅くなっていて、日が暮れてしまった。
なんとかそれらしい道を見つけて、100アップ。
すると、少年自然の家のような建物が見えたので、道を聞くことに、確かに、この道からいけるはず!
しかし、反応は思いもよらないものだった。
「いけるわけ、ねえよ〜」
え?
ええっ>?
そこの人曰く、ここからの道は、階段になっていて200アップしないといけないそうだった。
ついでに、車道から行くと、まず、300メートルの山頂を越えてから行かないといけないらしい。
地図まで持ってきてくれた。
まちがいない!!
おのれ、図ったな…。駅の係員……。
この瞬間、駅の係員の株は大暴落した。
ぼくはいいテント場を紹介してもらったが、そこもまたアップがあった。
外に出てみると、夜空には星が輝いていた。
な、な、な、
萎え〜〜〜〜〜!
もう、もういいや。
とりあえず、駅のインフォに行って、安い民宿でもビジネスホテルでも泊まろう。
今から、テントはありえない。(このとき、テントは雨で濡れきっていた…)
さて、妥協したぼくは、幸いにも安いビジネスホテルを発見。
しかも、そこには温泉がついていて、朝食は12種類のメニューのバイキングというすばらしいものだった!!
受付の人に、散々泣き言を言って、大分満足したぼくは、真っ白なシーツにくるまれて安心して眠りについたのだった。
(このとき使ったお金のせいで、このあとぼくは極貧生活を強いられた……)



□歴史を感じさせるトンネル


  


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