日本縦断ツアーの報告書です。
    今回は、北陸編、8月12日の報告です!






□8月12日;「本気モード!」

<走行記録>
天気;雨
距離とアップ;171.71km、500up
最高時速;54.0km/h.
平均時速;24.5km/h.
ルート;糸魚川〜自転車道〜直江津〜柏崎〜新潟

<道路情報>
・糸魚川〜直江津間の自転車道は快適。ただ、国道のほうが飛ばせることは飛ばせる。
・国道8号、116号、バイパス化されているところ多し。爆走可能。
・米山付近までアップダウンが多い。

<報告書>

朝起きたら、雨が降っていた。
それも、すごい激しい振りよう!
あああ、今日は、新潟まで行きたかったのに〜萎え〜〜〜。
とかいって、萎えてぼくは再び眠りについた。

その後、また起きたら先輩はもう起きていらっしゃった。
さて、先輩は、とりあえず、今日は風の丘米山にあるキャンプ場あたりで泊まるといっていらっしゃったので、ぼくもそうしようかと悩んだが、やっと決めかけた時、雨が小降りになってきた。
ああ!
どうしよう!
とりあえず、進めばいいやと思って、一応新潟目標に走り始めた。

糸魚川から直江津までは、自転車道が整備されている、
恐らく廃線後を利用したのもで崖際のトンネルがやたら目立つ。
そのトンネルは’(雨だったということもあってか、)すごくしめっぽくて、霧がかっていた。
これを抜けると、全く別の世界に行ってしまうんじゃないか、そう思わせるだけの神秘さがただよっていた。
やがて直江津に着き、そしてそこから再び風の丘を目指す。
ここから風の丘まではあなどれないアップがまっている。
しかも、風車が多いことからわかるように風がすごく強い。
雨もひとしきり降って、
ぼくはいよいよ萎えてしまった。

 


□風の強い日本海側


だが、
風の丘米山を見たとき、ぼくの考えは変わった。
キャンプ場が丘の上にある〜!
アップだ!
もう、
もう、
アップしたくない〜!!
と思って、そのまま、風の丘をスルーして、下りの国道へと走り去ってしまった。
こういうわけで、今日は新潟まで走らなくてはならなくなった…。
ここまで大分ゆっくり来てしまったから、後は飛ばしていかないといけない。

ようし!
みてろよ〜〜!
人は、時々、自分の全力をだすべきだ。
チャリダーとしては、いざという時のために、身体的にも精神的にも常に余裕を持っておきたい。
でも、
今日は、全力モードでいくときめた!
ぼくは、重い荷物を引っ張りながら、足にグググッと力をこめた。

ここからのぼくの記憶はあやふやだ。
写真もほとんど撮られていない。
ただ、アップダウンはここから急激に少なくなり、
ただ、ぼくは疾走した、というその風を受ける感覚だけが、脳裏に焼きついている。
新潟で渋滞に巻き込まれて、だらだら走らされた以外は、おおよそ40キロオーバーで走り続けたと思う。
新潟まで、171キロ、午後4時着。
メーターの平均時速は24.5を記録していた。
米山から相当飛ばしたらしい。
体には心地よい疲れが!
そう!
この達成感。これが自転車の醍醐味なんだよね〜。

……でも、その反動で夕食は買い弁となり、しかも、アイスとかケーキとか好きなものを“がんばった御褒美”という名目で買いまくったため、その後ぼくはさらなる極貧生活を強いられることとなったのだ(しくしく)


□新潟まで平地を爆走!


  


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