日本縦断ツアーの報告書です。
    今回は、北海道編、8月20日の報告です!






□8月20日;「直向に北上すれば」

<走行記録>
天気;雨のち曇り
距離とアップ;157.02km、1350up
最高時速;47.5km/h.
平均時速;20.2km/h.
ルート ;小樽〜石狩〜浜益〜増毛〜留萌
宿泊  ;みつばちハウスARF;大きい。しかも無料。チャリダーさん多かったです。
入浴  ;ライダーハウス近くの銭湯;370円

<道路情報>

・国道5;小樽からアップです。
・国道231;増毛トンネル周辺、海すぐそばなのに山の中(笑)
・ここらのトンネル、とてつもなく長く、しかも暗く、歩道が付いてること少ない。リアライトに命を預ける(笑)

<報告書>

朝っぱらから土砂降りの雨だった。
昨日も雨だったが、
今日も雨。
雨、雨、雨。
北海道に入って、毎日何かしら雨!

同室の方々に応援されて、
さあ!
今日も、カビの生えたゴアを着て出発!

…とはいっても、
今日のコースはひたすら石狩から北上する鮮烈なコース。
多分、あまり町もないので、かなり気分的に萎えるだろうな〜、とか思って、
石狩までは雨の中で、ひとり萎えていた。
道端の街路樹はすでに紅葉が始まっていた。

さて、
マップルの地図を見ても、なんとなく想像はついていたけれど、
国道231に入ると、すごいアップダウンが続いた。
雨は止んできたが、
空には鉛色の雲が今にもそのまま落ちてきそうだった。
そんな中でも送毛トンネルまでのアップはすごくて、
トンネル前で水が切れて(まただ)
座り込んでしまった。
すると、野生のタヌキ君がやってきたので、
彼としばらく戯れた。
そうして、癒されるうちに、元気も出てきて、
再出発!

 


□山でであったタヌキ(?)くん


浜益の町のセイコーマートで水を補給していたら、
同じチャリダーくんを発見した。
彼の名前はKくん、はるばる、ぼくと同じように、宗谷岬を目指しているらしい!
お互いのペースがあるので、ぼくが先に出発して、彼があと、という形で、出発した。
だれかが、後ろにいてくれるというのはこんなにも心強いものか、と感動した。
さて、
ここからは雄冬岬を通過する、北海道有数のトンネルの難所だ。
2キロくらいのトンネルが連続する。
トンネル自体もきつかったが、
なによりここできつかったのが、
ラジオがトンネル内で聞けなかったこと!
そう、
この日は、甲子園の決勝だったのだ!
どちらが、勝つか、まさにその最終戦を迎えていた。
だが!
運命は、厳しかった。
トンネルに入ったときに、2アウトで、絶体絶命、
トンネルと出たときには、優勝が決まり、歓声の声が響いているという、
まさに、肝心のポイントを逃す形になったのだ。
ショーック!

さて、
増毛について、宿を探すと、
明日のトライアスロンの大会で、全ての宿が埋まっているとの事だった。
仕方ないので、Kくんとここで別れて、
ぼくは、留萌のライダーハウスを目指すことにした。
けっこう距離があったが、なんとか日が暮れるまでには着きそうだ!
また、
途中に郵便局があったので、ここでお金も補給。
財布の中には、1000円もなかったのだ。
補給できる時にしておかないと、危険だ。

留萌にある「みつばちハウスARF」。
ここは無料のライダーハウスだ。
ライダーハウスは初体験だったので、緊張したが、
中に入ると、毛むくじゃらのライダーさんが迎えてくれて、
色々手続きをしてくれた。
お風呂に入って、買出しをして、
そして、みんなで食事を食べた。
すぐに気の合う先輩も出来て、とても楽しい夜が過せた。
ライダーハウスは、設備的には簡素ではあるが、
同じ仲間がたくさんいて、
値段も安くてお勧めだと思った。

北海道の夜は、寒い。
もう北の端まで200キロしかない。
長かった。
でも、まだ、安心するには、早いと思い、ぼくは気合を入れなおした。



□海岸の道のりは風が辛い


  


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